引っ越し先の電気・ガス・水道の契約方法のまとめ【最初から最後までを徹底解説】

引っ越しにはさまざまな手続きが伴います。

  • 銀行の住所変更
  • 退去時の粗大ごみ処理
  • 退去時の電気、ガス、水道の解約
  • 引っ越し業者の手配
  • 入居時の電気、ガス、水道の契約開始 etc…

電気・ガス・水道は手続きが面倒に感じる方も多く、やり方をよく知らない方も多いかもしれません。

初めての引っ越し、一人暮らしの場合は、そもそも契約する必要があるのか、もし契約しなかったらどうなる?など細かい疑問に対しても詳しく解説しています。

すでに手続きを進めている方であっても、不安なことがあれば一度流れを確認してみてください。

引っ越し手続きは【事前に】しておくことが大切です。手続き自体はとてもシンプルですので、引っ越しが決まったら早めに済ませてしまいましょう。

電力・ガス・水道の申込⇒利用開始までの流れ

まずは、引っ越し時の電気・ガス・水道(ライフライン)契約の流れをチェックしておきます。

ほとんど同じ流れですがガス契約のみ立会いが必要なため注意が必要です。

ガス開栓時には安全点検を実施します
物件の契約を済ませる

まずは、物件(お部屋)の契約を済ませます。いつ鍵を受け取れるか、引っ越しは何日にするのかを明確に決めておきましょう。当たり前ですが、契約開始以降の日付でしかライフラインも契約できません。

※契約日以前の日で手続きをしてしまうと後々面倒です

また、この時に入居物件の「電気・ガス・水道」の設備種類やメーターの場所について説明がありますのでよく聞いておきましょう。

利用開始申し込み

電気・ガス・水道それぞれの事業者へ申し込みを行います。

契約名義、引っ越し先の住所(郵便番号から)、連絡先電話番号、メールアドレス、料金の支払方法を手元に用意しておくと申し込みがスムーズに終えられるでしょう。

【ガスのみ】立会い

ガスは開栓時のガス漏れを防止するため、屋内・屋外のガス設備の点検を行うための立会いが必要です。

どうしても予定があって立会いできない場合は、大家さん・管理会社などでも問題ありませんが、予め了承を取っておくようにしましょう。※勝手に指定するのはNG

点検の所要時間は15分~30分程度で、鍵さえあれば特に準備するものはありません。

また、ガスコンロを設置する場合は予め用意しておくことで設置も手伝ってもらえます。不明点がある場合は申し込み後にコールセンターなどに問い合わせをしておきましょう。

供給開始

ガスは立ち会ったその日に、電気・水道は予め申し込んだ利用開始日から使えます。

電気は玄関・脱衣所などにあるブレーカーのスイッチをONにすることで通電します。水道は蛇口をひねるだけです。

万が一「電気が点かない」「水が出ない」ということがあればすぐに契約先に連絡しましょう。

※時間外の場合は東京電力など(地域電力会社)の緊急窓口へ

初回の請求

利用開始日から2週間~1か月以内に初回の請求が始まります。ここまでで引っ越しに関わる手続きは全て完了となります。

個別に電気・都市ガス契約ができないケースがある?

電力もガスも自由化しているのに、契約先が選べないケースがあるの?

一部ですが選べないケースがあります。

電気は2016年~、ガスは2017年~に自由化しており、入居者の自由意志で契約が可能です。

しかし一部の集合住宅、賃貸戸建て住宅「個別契約ができない」物件が存在します。

理由と建物の種類ごとに見分け方を解説しています、あとあと面倒なことにならないように一度確認してみましょう。

マンション・アパート(賃貸住宅)の場合

【電気契約】

マンション全体で高圧電力一括受電サービスを利用している場合は「個別契約不可」です。

3階建て以下のマンション・アパートの場合、一括受電はほとんどありませんが、電気契約名義が管理会社や大家さんの場合は入居者名義での契約ができません。

下記2つの条件がクリアできれば入居者自身に契約の自由があります。

  1. マンション一括受電ではない
  2. 電気契約名義が入居者名義(手続きを自分でするよう案内された)

分からない場合は管理会社に問い合わせてみましょう。

MEMO
「電力会社は〇〇と契約してください」と案内されることがありますが、必ずしもその通りにする必要はなく、入居者自身が好きな会社と契約してOKです。
※上記2つ以外の理由では契約先制限することはできない

【ガス契約】

プロパンガスの供給物件(エリア)は都市ガス会社とは契約できません。

2017年に自由化したのは都市ガスで、プロパンガスは元々自由ですが、「どのプロパンガス事業者を選ぶかの選択権」基本的に物件の所有者(または管理会社)となります。入居者が「ここがいい」と希望しても認められることはまずありません。

プロパンガスは専用のボンベで供給します
参考 都市ガスとLPガスの違い日本ガス協会

また、オール電化の物件にはそもそもガス栓が無いためガス契約はできません。

MEMO
お部屋の「賃貸借契約書」には、必ず都市ガス/プロパンガス/オール電化のどれなのかが記載されています。内覧前・契約前の方は、SUUMO等のポータルサイトで検索するか、不動産仲介会社の担当者に質問してみましょう。

お勤め先の寮・学生寮の場合

個別に契約できるかのルールと確認方法は、マンション・アパート(集合住宅)の場合と同様です。

もし自分で調べても分からなかった時の問い合わせ先を整理しておきます。

  • 建物丸ごとが寮 ⇒ 管理会社または勤め先(または学校)
  • 部屋を借り上げ ⇒ 賃貸借契約の当事者である勤め先(または学校)

分譲集合・戸建て住宅

所有権が入居者本人にあるため、電気・ガス契約は原則自由です。大家はあなたなので名義が自分以外であることもありません。

しかし、マンション一括受電を採用している物件を購入した場合は電気の個別契約は不可となります。

家庭用の電力は、低圧電力(電灯)と最も小さい電圧で、各戸⇔電力会社が契約をします。

一方で、マンション一括受電では、6000ボルトという高い電圧で「電気を一括購入」をするため、電力会社が料金単価を大きく値下げしてくれます。主に建物の所有者・管理会社のメリットとして一括受電を選択するケースがあります。

※スーパーなどの「まとめ買いで〇円割引!」と同じ発想です

しかし、入居者にとっては自由に契約先を選べなくなるため、マンション一括受電を採用するには総戸数の過半数か3分の2以上の同意を得なくてはいけません。

参考 マンション高圧一括受電東京電力エナジーパートナーHP

契約しなかったり、忘れてしまったりするとどうなる?

もし引っ越し日までに契約手続きを済ませなかった場合、当然ながら供給はしてもらえません。

■供給してもらえないと…
・電気⇒照明がつかない、空調が動かない
・ガス⇒お風呂に入れない、キッチンで料理ができない
・水道⇒トイレが流せない、シャワーがでない

とてもじゃありませんが生活になりませんので、忘れてしまっていた方は地域の電気・ガス会社に至急申し込みを行いましょう。

契約しなくても「電気が使える」という口コミを見た

電気契約をしなくても「何故か電気が点いた」という口コミ(SNS投稿など)を見かけたことはないでしょうか。

先の話と矛盾しますが、これは事実だと思います。簡易廃止といって、「電気契約が無くても、ブレーカーのON/OFFのみ」でいつでも供給される状態(宅内設備で点灯)にしている物件が稀に存在します。

※基本的には無契約=通電しません

しかし、その状態を2ヵ月~3ヵ月も放置していると地域の送配電会社から下記のような警告文が届きます。

〇〇さまのご自宅は、現在「電力会社との契約がない」状態です。〇月〇日までに電気契約をされない場合、電気の供給を停止させていただきます。至急電力会社とご契約いただくようお願いいたします。

最新の電気メーターでは、いつからどのくらいの電力消費があるか?も全てチェックできますので、料金未払いのまま払い逃れることはできません。

また、予告を無視すると容赦なく電力供給ストップさせられます。

そうならないためにも、最初から電力会社との契約手続きをしておくようにしましょう。

水道の申し込み先が分からない

前述の通り、水道は民営化していないため、引っ越し先の自治体との契約になります。

■申し込み先の探し方
GoogleやYahoo!などで「〇〇市(〇〇都/県/府) 水道 申込」と検索すると申込フォームかコールセンターが出てきます。

ちなみに、水道契約をしていない状態ではガス開栓時の設備点検ができません。ガス会社の人が無駄足になってしまうため、特別な理由がない限り【電気・ガス・水道は同じ日に契約】するようにしましょう。

また、水道も無契約状態で使える場合がありますが、初回検針値といって「入居時のメーター値」を確認しないと正確な料金計算ができません。

手続きを怠ると実際の使用量が把握できず、「実際に使った量以上に請求される」可能性がありますので電気契約と同じく忘れずに契約しておくようにしましょう。

引っ越しのライフライン契約のまとめ

最後に引っ越し時のライフライン手続きをまとめます。

何かと忙しい引っ越しです。面倒なことにならないようできるだけ早く手続きしましょう。とにかく申込さえしてしまえば「使えない」という心配はありません!

引っ越しのライフライン手続き
  1. 電気・ガス・水道の手続きは「引っ越しが決まったら」すぐに!
  2. 電気はマンション一括契約、大家さん名義の場合⇒契約不可
  3. ガスは、都市ガスとプロパンガスの2種類があるため要確認
  4. 水道は自治体への直接申込が必要
  5. 手続きを忘れると「供給」を受けられず生活ができない

【合わせ読み】引っ越しと同時申込ができるオススメ電力・ガス会社

手続きの流れが分かったところで、どこを選べばいいのか?と思わたかもしれません。

下記の記事では、「引っ越しと同時申込が可能」「料金が安い/キャッシュバックあり」のオススメ会社をピックアップしています。合わせて読んでみてください。

引っ越し時の電気・ガスのおすすめ契約先まとめ【3日後ならまだ間に合う】

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