【でんきの基本料金0円】0円でんきのデメリットは?違約金は0円だが工事費精算には注意

電力自由化により格安新電力が続々登場する中、群をぬく安さと奇抜なネーミングで存在感を高めてきた「0円でんき」

しかし一方で、どんな会社か分からない・デメリットがよくわからないという声も耳にします。

  • 一体どんな会社なのか?
  • どんな人に向いた電力プランなのか?
  • 契約したとして、解約時はペナルティはあるのか?

本記事では、上記のような疑問が解消されるよう、網羅性・専門性を追求して解説をしています。

■この記事の執筆者について
・現在勤める企業で電力営業チームを5年以上担当
・電力業界の専門知識をベースに、専門性・網羅性に特化
・日頃の業務で感じた、「お客様によく質問されること」をベースに記事を執筆

0円でんきの概要

まずは0円でんきとは「どこの誰なのか」を知るために、運営会社や電力事業の概要を確認していきましょう。

0円でんきの運営会社

0円でんきは、北海道に本社を置く株式会社オカモト(オカモトグループ)が運営しています。

電気小売以外にも様々な事業を展開しており、設立70年以上の老舗企業です。

2019年10月から電力小売事業に参入していますが、電力自由化は2016年4月施行のため後発の部類と言えますね。

注意
「0円でんき」という名称は基本料金が0円であることに由来しており、「0円でんき=電気代全てが0円」ではありません。

供給エリア

0円でんきの供給エリアは、北陸電力エリア、東京電力エリア、中部電力エリア、関西電力エリア、中国電力エリア、四国電力エリア、九州電力エリアとされています。

※北海道・東北・沖縄はエリア外

電気の供給品質や停電対応は?

0円でんきの供給も、地域の送配電会社が担当し、使う設備も今までと同じため停電リスクは今まで同じです。

電力自由化は、電気の品質は同じままでどこから電気を購入するかを変更できる制度のため日頃の使い勝手もまったく同じです。

詳しくは資源エネルギー庁のHPから確認しみてください。

参考 電力自由化:電力供給の仕組み資源エネルギー庁(経済産業省)

0円でんきの特長やメリット

0円でんきを使うメリットはどこにあるのか、他社新電力より優れている点について解説します。

アンペア数が高く、電力使用量が多いほどメリットが大きい

関西・中国・四国電力エリア以外はアンペアに応じて基本料金が発生する、アンペアブレーカー契約が主流です。

アンペア数=電流値(※電気の同時使用の上限)

0円でんきはアンペア数が高く、使用量も多めの世帯はメリットを感じやすい料金構成になっています。(※目安は月300kWh以上)

注意
月間使用量が120kWh未満など、使用量が少ない世帯ではメリットが出ないケースがあります。エリアにもよりますが、一度ご自宅の使用量を確かめてみましょう。

基本料金が0円で従量料金のみ

まず、基本料金はアンペア数に関わらず0円で統一。

電気を使った分だけの「完全従量料金制」のプランを採用しています。

同じ完全従量料金制のLooopでんきや楽天でんきよりも0円でんきは安く、とにかく安さで選びたい方にはうってつけの会社です。

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引っ越しとの同時契約もできる

大手電力会社と同様、0円でんきは引っ越しと同時契約が可能です。

※新電力の中には引っ越しと同時契約ができない会社もまだまだ多い

ただし、引っ越し先の電気メーター画像(計器番号)の添付が必要なため、賃貸借契約後に撮影しておくことをオススメします。

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0円でんきのデメリット

次に一番よく確認してほしい”デメリット”について解説します。

0円でんきには、他社新電力ではなかなか聞かない”工事費精算金”というものがあり、多くの方が「これが気になって契約できない」と疑問を残してしまっているようです。

当サイトでは、単なる説明だけでなく電力供給の仕組みに紐解いた根拠についても解説しています。

違約金は0円だが、工事費精算金が発生するケースがある

0円でんきのプランは、契約期間の縛り・解約違約金はありません。

ただし、解約の3か月以上前にその旨を申し出ないと、工事費の精算金額が請求される可能性があるとのこと。

実質的な解約金か?と思いきやそういう意味合いではないようです。

解約手数料等はございません。ただし、当社が一般送配電事業者から託送供給等約款に基づく接続供給に係る料金及び工事費の精算金額の支払いを求められている場合には、お客様は当社の請求に応じ、当該精算金額に相当する金額を当社に支払うものとします。

株式会社オカモト 重要事項説明書3P 5項より抜粋 

上記の通り、「一般送配電事業者から(中略)工事費の精算金額の支払いを求められている場合には」と前提条件が明記されています。

補足
「個人の希望で、新規に電線の引き込み工事を依頼する」などという事情がない限り、ほとんどの方には関係ない内容であると考えていいでしょう。

料金シミュレーションはこちら

支払いはクレジットカードのみ

0円でんきの支払い方法はクレジットカードのみで、口座振替・コンビニ払い(払い込み用紙)には対応していません。

提供は電灯のみ(動力は対象外)

電力プランは電灯契約のもののみで、200V機器を使用するための動力契約は対象外となっています。

東京電力エリアであれば、従量電灯B~C相当、関西電力エリア等では従量電灯A~B相当のプランのみとなります。

ただし、動力契約もまとめなくてはいけないという決まりはないため、

  • 電灯契約:0円でんきに切り替え
  • 動力契約:現在の契約先のまま(何もしない)

上記のような使い方も可能ですし、料金的に損することもありません。

申し込みは24時間いつでも可能

最後に、0円でんきへの申し込み手順と、スムーズに切り替えるための注意点を解説します。

手続きを誤ると2ヵ月も3ヵ月も待つことになるため、焦らずに一通り読んでいただくことを強くオススメします。

0円でんきへの申し込み手順(詳説版)

公式サイトからの申し込み⇒供給開始までは目安2週間~1ヵ月程度の時間を要します。

現在の契約情報を用意する

検針票(電気料金等のお知らせ)や、現在の契約内容がわかるものを準備します。

検針票の方は写真を撮影、スマホの方はスクリーンショットでも可能ですが、そのどちらも準備ができない方は、申し込みフォームへ下記情報を直接入力(または選択)する必要があります。

  • メールアドレス
  • 現在の契約会社名
  • 現在ご利用の契約プラン
  • ご契約容量(単位:アンペア、キロボルトアンペア)
  • 電力の供給地点特定番号(数字22ケタ)
  • 現契約先のお客さま番号、または契約番号
「0円でんき」公式サイトへアクセス

契約前の重要事項をよく確認の上、申し込みページへアクセスします。

※不安な方⇒を「よくあるご質問」してみてください

申し込み完了メールを待つ

STEP2で申し込みが完了したら、入力メールアドレス宛に自動返信メールが届きます。ここまでで手続きは終了です。

スマートメーター交換工事が行われる

電気メーターが旧型のアナログ式の場合、デジタル式の「スマートメーター」への交換工事が行われます。

工事は、0円でんきではなく地域の送電会社が行い、費用が発生することはありません。

また、最初からスマートメーターが設置されている場合はSTEP4は省略されますので切り替えまでの所要時間は1週間~2週間ほど短くなります。

※メーター設置場所により稀に立ち合いが必要な場合があります

次回検針日を起点として供給開始!

電力会社の切り替え(スイッチング)は、電気の供給場所ごとに定められている検針日を基準にして行われます。

検針日は手元の検針票や請求書で確認することができます。


スムーズに切り替えるための注意点

申し込み⇒供給開始までの流れは上記の通りです。

しかし、中にはスムーズに電力会社切り替えができない「スイッチングエラー」という現象が発生することもあり、一度スイッチングエラーが発生すると、切り替えまでの所要時間が延長されてしまいます。

スイッチングエラーの主な原因は下記の2つです。

  1. 契約情報の不整合
    • 供給地点特定番号の間違い(桁が違う、数字が違う)
    • お客さま番号の間違い(無関係の番号を入力している)
  2. 住所と供給地点特定番号の不整合
    • 引っ越し前の住所を入力している
    • 引っ越し前の供給地点特定番号を入力している
    • (集合住宅で)部屋番号や建物番号の入力がない

上記のようなミスを防ぐために注意すべきポイントは2つだけです。

スイッチングエラーを防ぐために
・できるだけ新しい月の検針票(請求情報)を用意すること
・引っ越しと同時契約の場合、必ず新居の住所を入力すること
・画像撮影時は「鮮明に、全体を写す」こと

「せっかく申し込んだのに3ヵ月も待たされた」ということにならないよう、申し込み前に手元の情報が最新かよく確認してみてくださいね。

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