ループでんきは一人暮らしには不向き!向き不向きの見分け方の解説&全エリアの料金比較

「格安」で話題のループでんきについてデメリット・メリットをまとめてみました。

電力自由化によるデメリットは大部分を経済産業省が打ち消してくれているものの、ループでんきならではのデメリット・メリットは気になります。

本記事では専門的な目線から分析しています。

また、エリア・世帯人数別の【詳しい】シミュレーション結果も掲載していますので、自分が切り替えるべきかどうかも2クリック(2タップ)で分かります。

ループでんきをおすすめできる方
  • 現在、30A以上で電力会社と契約している
  • 関西、中部、四国、沖縄エリアの場合、月間200kWhを超えている
  • 電気代をクレジットカードで支払いできる

この記事を書く私(当サイト管理者)は、電気&ガス会社のカスタマーサポート・契約事務センター・営業の経験があります。複数の新電力を見てきた視点から専門的に解説しています。

ループでんきのデメリット

ループでんきへの切り替えでは、どんな人がデメリットになるのでしょうか。

金額的なものとサービス品質的なものを調べてみました。

一人暮らしはメリットが出ない可能性あり

北陸電力エリア以外の一人暮らしの方は、ループでんきに切り替えると「逆に高くなる」可能性が高くなります。

また、他のエリアでも20A以下で契約している方もメリットが出ません。

ループでんきは基本料金が0円の分、使用料金単価は【中の下】くらいの設定になっているためです。

ループでんきではなく、他の電力会社を探すほうがいいです。

メリットがあるかないかのラインは?
一人暮らしは”目安”です。厳密にはエリアによって少し異なります。
アンペアブレーカー契約のエリアは「20A以下」を契約している方、実量契約(関西など)のエリアでは月間使用量が180kWhを超えないとほとんどメリットが感じられません。
北陸電力エリアは20Aでもメリットあり

最下部のシミュレーション結果でもご確認いただけますが、北陸電力エリアは20Aの方もメリットがあります。

※ただし、一定の使用量を超えている必要はある

電気トラブルサポートは関東エリアのみ

ループでんきを契約すると、電気設備トラブルの解決を原則無料で対応してくれます。(かけつけループ)

かけつけループのサービス内容は下記のとおりです。

  • ブレーカーがひんぱんに落ちる
  • 地域停電ではなく自宅のみ停電している
  • コンセントから異臭(焦げ臭い)がする
  • 上記トラブルに対して、24時間365日専用ダイヤルにて出張手配

しかし、ほかの電力会社と比較すると対象エリアは狭いです。

電力会社電気トラブルサポートのエリア電気トラブルサポートの範囲
ENEOSでんき供給エリア全て(全国)出張費、30分程度の作業が無償
エルピオでんき供給エリア全て(全国)出張費、60分以内の作業費は無料
ループでんき関東エリア出張費、60分以内の作業費は無料
東京ガス関東エリア(対象外プランあり)出張費・30分以内の作業費(作業員1名)が無料
あしたでんきなし

賃貸住宅に住んでいる方は、トラブル時の調査費・修繕費はオーナー持ちになりますが、関東エリア以外の戸建て住宅の方は「万が一の出費」の心配があります。

公式サイトには「まずは関東エリアから」とありますので、今後のエリア拡大に期待しましょう。

支払方法がクレジットカード限定

ループでんきはクレジットカード以外の支払い方法が選択できません。

クレジットカードを持っていない方、ご事情があって作れない方は申し込みができません。

口座振替を受け付けている会社での切り替えを検討してみましょう。

ループでんきは電気が停電しやすい?

電力会社の切り替えにあたって、電気の品質を心配する必要はありません。

ループでんきのような新電力は、供給域内に既にある送配電網を借りて電気を供給しなくてはいけない法律になっています。

送配電網を大手電力も新電力もみんなが共有していますので、「地域的な停電」が起こったとしても「ループでんき契約者だけ」が電気が止まるようなことはありません。

接続供給サービスとは、小売電気事業者等が、発電・調達(振替供給サービスで受け取られた電気を含む)した電気を、一般送配電事業者がいったん受け取り、送配電ネットワークを通じて、同時に別の場所の同じ小売電気事業者等にお届けすることをいいます。

なお、需要量の変化により供給量が不足した際に、その不足する電気を補給することも含みます。

引用:東京電力パワーグリッド株式会社 「接続供給サービス」について

ループでんきの特長とメリット

使った分だけの料金形態

ループでんきのおうちプラン(通常プラン)は基本料金が0円に設定されています。

電気使用量に応じた電力量料金のみしか設定されていません。これを「実量契約」と呼びます。

一方で、大多数の会社が提供する従量電灯プランでは、アンペア数に応じて基本料金が発生します。

これを「アンペアブレーカー契約」と呼びます。

それぞれのメリット・デメリットを表にしてみます。

契約決定方法メリットデメリット
アンペアブレーカー契約契約アンペア数を超えるとブレーカーが落ちるため、使いすぎを防止できる契約電流を高く設定しすぎるとむだな基本料金がかかる
実量契約実際に使った量に応じた料金のみにでき電気代が節約しやすいブレーカーが落ちないため使いすぎに気づきにくい

むだな料金を払いたくないという方は、実量契約のループでんきが断然おすすめです。

解約違約金・手数料がない

ループでんきには、切り替え・乗り換えに関わる手数料や解約違約金はありません。

たまに「解約違約金がある会社の方が割引率が高いのでは」と聞かれるのですが、数百社のプランを見てきた私からすると【解約金0円の会社でも十分安い】が答えです。

もちろん、電気料金以外のメリットを追求すれば「解約金がある会社」も選択肢としてアリですが、

電気代を安くしたいのであれば解約金なしが絶対にオススメです。

再乗り換え・解約も自由

もし将来引っ越しをしたり、他の電力会社に乗り換える時もなんのペナルティもありませんので、よっぽどの理由がない限りは解約金ゼロに絞って電力会社を比較しましょう。

専用マイページで細かく使用量チェックが可能

ループでんきの契約者マイページは非常に優秀と評判です。

30分あたり、1日あたり、1か月あたりの使用量がグラフでチェックできます。

こまめにチェックすることで消費量の多い時間帯が把握できるため、家庭内での節約のヒントにもできます。

もちろん、電気契約があればマイページは利用料無料です。

発電所との直接契約でコストが安い

ループでんきは自社・グループ会社で発電所を開発したり、全国の発電所と直接契約を結んで電気を調達するなどしてコストの低減を積極的に行っています。

コスト低減=電気料金単価が下がりますので、こういった経営努力も消費者のメリットといえますね。

価格高騰リスクにも強い

電気の調達先がバラバラということは、電気の卸売価格が高騰してもループでんきが受けるダメージを分散できます。

【例えば…】

調達先Aが高騰⇒調達先Bからの購入量をアップするなどして調整可能

ループでんきの料金シミュレーション

それでは、実際に電気代がどれくらい安くなるのかシミュレーション結果を見てみましょう。

本記事のシミュレーションでは下記のポイントがしっかり分かります。

  • どのくらいの使用量でメリットが出るのかわかる
  • 1ヵ月、1年間、2年間といった複数のスパンでのメリットがわかる
  • 自分(あなた)は切り替えるべきがどうかが明確にわかる

ループでんきの料金表(おうちプラン)

エリア基本料金従量単価(kWh)
東京電力0円26.4円/kWh
中部電力0円26.4円/kWh
関西電力0円22.4円/kWh
北海道電力0円29.5円/kWh
東北電力0円26.4円/kWh
北陸電力0円21.3円/kWh
中国電力0円24.4円/kWh
四国電力0円24.4円/kWh
九州電力0円23.4円/kWh
沖縄電力0円27.0円/kWh

※kWh(キロワットアワー)とは電気の使用量の単位です。

エリアによって料金単価が違う理由

電力自由化以前に提供されていた大手電力の従来プランは、各地域の天候・平均気温・生活様式・平均世帯収入など、さまざまな要因で決められていました。

※決めていたのは電力会社+経済産業省です。

このように、電気料金は「もともとエリアによってバラツキがある」ため、ループでんきを含む新電力も地域の水準と料金単価を合わせて提供しています。

ループでんきの料金シミュレーション結果

供給エリアと世帯人数の2つの条件で実施した料金シミュレーション結果をご紹介していきます。

その前に注意事項です

  • モデルケース別の料金メリットは将来の削減額を約束するものではありません。
  • 家族人数の増減、引っ越し等により平均使用量が変化すると、メリットの大きさが変化します。
  • 家電の買い替え、劣化によっても平均使用量は変化する可能性があります。

対象エリア・計算モデルを選択

  1. 対象エリア:北海道全域
  2. 比較対象:北海道電力 従量電灯B

モデルケースの詳細

  • 北海道電力エリアに住んでいる
  • 電気の契約アンペアは20A
  • 月々の電気代は3,000円~5,000円程度
  • 月間平均使用量は150Wh
シミュレーション結果
  • 1年間で…2,497円 高くなる
  • 2年間で…4,994円 高くなる
  • 5年間で…12,485円 高くなる

※単位(円)

使用月現在の電気代ループでんき差額
1月4,7584,963+205
2月4,2024,408+206
3月4,0164,224+208
4月3,2483,458+210
5月3,0373,247+210
6月3,0633,273+210
7月4,1224,329+207
8月4,3874,593+206
9月3,1693,379+210
10月3,0903,300+210
11月3,2753,484+209
12月4,5724,778+206

結論

北海道電力エリア20A1人暮らし方はループでんきへの切り替えはおすすめできません。

※30A以上ならメリットあり

モデルケースの詳細

  • 北海道電力エリアに住んでいる
  • 電気の契約アンペアは30A
  • 月々の電気代は3,000円~6,000円程度
  • 月間平均使用量は150Wh
シミュレーション結果
  • 1年間で…4,581円 安くなる
  • 2年間で…9,162円 安くなる
  • 5年間で…22,905円 安くなる

※単位:円

現在の電気代ループでんき差額
1月5,9575,546-411
2月5,3214,926-395
3月5,1094,720-389
4月4,2323,864-368
5月3,9903,628-362
6月4,0203,658-362
7月5,2304,838-392
8月5,5335,133-400
9月4,1413,776-365
10月4,0503,687-363
11月4,2623,894-368
12月5,7455,339-406

結論

北海道電力エリアの30A・1人暮らしの方は、ループでんきへの切り替えをおすすめします。

モデルケースの詳細

  • 北海道電力エリアに住んでいる
  • 電気の契約アンペアは40A
  • 月々の電気代は7,000円~12,000円程度
  • 月間平均使用量は280Wh
シミュレーション結果
  • 1年間で…10,797円 安くなる
  • 2年間で…21,594円 安くなる
  • 5年間で…53,985円 安くなる

※単位:円

使用月現在の電気代ループでんき差額
1月11,52810,384-1,144
2月10,1699,204-965
3月9,7278,820-907
4月8,0227,227-795
5月7,5696,785-784
6月7,5996,814-785
7月9,9999,056-943
8月10,6119,587-1,024
9月7,8117,021-790
10月7,6906,903-787
11月8,0537,257-796
12月11,0189,941-1,077

結論

北海道電力エリアの2人暮らしの方は、ループでんきへの切り替えをおすすめします。

モデルケースの詳細

  • 北海道電力エリアに住んでいる
  • 電気の契約アンペアは50A
  • 月々の電気代は12,000円~20,000円程度
  • 月間平均使用量は480kWh
シミュレーション結果
  • 1年間で…20,616円 安くなる
  • 2年間で…41,232円 安くなる
  • 5年間で…103,080円 安くなる

使用月現在の電気代ループでんき差額
1月20,05717,788-2,269
2月17,78015,812-1,968
3月16,99915,133-1,866
4月13,83912,390-1,449
5月12,98911,652-1,337
6月13,05711,711-1,346
7月17,47515,546-1,929
8月18,49416,431-2,063
9月13,46512,065-1,400
10月13,19311,829-1,364
11月13,94112,478-1,463
12月19,24217,080-2,162

結論

北海道電力エリアの3人暮らしの方は、ループでんきへの切り替えをおすすめします。

モデルケースの詳細

  • 北海道電力エリアに住んでいる
  • 電気の契約アンペアは60A
  • 月々の電気代は17,000~25,000円程度
  • 月間平均使用量は600kWh
シミュレーション結果
  • 1年間で…35,230円 安くなる
  • 2年間で…70,460円 安くなる
  • 5年間で…176,150円 安くなる

使用月現在の電気代ループでんき差額
1月25,87022,243-3,627
2月23,01619,765-3,251
3月22,03018,909-3,121
4月18,05515,458-2,597
5月17,03514,573-2,462
6月17,10314,632-2,471
7月22,60819,411-3,197
8月23,89920,532-3,367
9月17,61315,074-2,539
10月17,27314,779-2,494
11月18,19115,576-2,615
12月24,81721,328-3,489

結論

北海道電力エリアの3人暮らしの方は、ループでんきへの切り替えをおすすめします。

  1. 対象エリア:北海道全域
  2. 比較対象:北海道電力 従量電灯B

モデルケースの詳細

  • 北海道電力エリアに住んでいる
  • 電気の契約アンペアは20A
  • 月々の電気代は3,000円~5,000円程度
  • 月間平均使用量は150Wh
シミュレーション結果
  • 1年間で…2,497円 高くなる
  • 2年間で…4,994円 高くなる
  • 5年間で…12,485円 高くなる

※単位(円)

使用月現在の電気代ループでんき差額
1月4,7584,963+205
2月4,2024,408+206
3月4,0164,224+208
4月3,2483,458+210
5月3,0373,247+210
6月3,0633,273+210
7月4,1224,329+207
8月4,3874,593+206
9月3,1693,379+210
10月3,0903,300+210
11月3,2753,484+209
12月4,5724,778+206

結論

北海道電力エリア20A1人暮らし方はループでんきへの切り替えはおすすめできません。

※30A以上ならメリットあり

モデルケースの詳細

  • 北海道電力エリアに住んでいる
  • 電気の契約アンペアは30A
  • 月々の電気代は3,000円~6,000円程度
  • 月間平均使用量は150Wh
シミュレーション結果
  • 1年間で…4,581円 安くなる
  • 2年間で…9,162円 安くなる
  • 5年間で…22,905円 安くなる

※単位:円

現在の電気代ループでんき差額
1月5,9575,546-411
2月5,3214,926-395
3月5,1094,720-389
4月4,2323,864-368
5月3,9903,628-362
6月4,0203,658-362
7月5,2304,838-392
8月5,5335,133-400
9月4,1413,776-365
10月4,0503,687-363
11月4,2623,894-368
12月5,7455,339-406

結論

北海道電力エリアの30A・1人暮らしの方は、ループでんきへの切り替えをおすすめします。

モデルケースの詳細

  • 北海道電力エリアに住んでいる
  • 電気の契約アンペアは40A
  • 月々の電気代は7,000円~12,000円程度
  • 月間平均使用量は280Wh
シミュレーション結果
  • 1年間で…10,797円 安くなる
  • 2年間で…21,594円 安くなる
  • 5年間で…53,985円 安くなる

※単位:円

使用月現在の電気代ループでんき差額
1月11,52810,384-1,144
2月10,1699,204-965
3月9,7278,820-907
4月8,0227,227-795
5月7,5696,785-784
6月7,5996,814-785
7月9,9999,056-943
8月10,6119,587-1,024
9月7,8117,021-790
10月7,6906,903-787
11月8,0537,257-796
12月11,0189,941-1,077

結論

北海道電力エリアの2人暮らしの方は、ループでんきへの切り替えをおすすめします。

モデルケースの詳細

  • 北海道電力エリアに住んでいる
  • 電気の契約アンペアは50A
  • 月々の電気代は12,000円~20,000円程度
  • 月間平均使用量は480kWh
シミュレーション結果
  • 1年間で…20,616円 安くなる
  • 2年間で…41,232円 安くなる
  • 5年間で…103,080円 安くなる

使用月現在の電気代ループでんき差額
1月20,05717,788-2,269
2月17,78015,812-1,968
3月16,99915,133-1,866
4月13,83912,390-1,449
5月12,98911,652-1,337
6月13,05711,711-1,346
7月17,47515,546-1,929
8月18,49416,431-2,063
9月13,46512,065-1,400
10月13,19311,829-1,364
11月13,94112,478-1,463
12月19,24217,080-2,162

結論

北海道電力エリアの3人暮らしの方は、ループでんきへの切り替えをおすすめします。

モデルケースの詳細

  • 北海道電力エリアに住んでいる
  • 電気の契約アンペアは60A
  • 月々の電気代は17,000~25,000円程度
  • 月間平均使用量は600kWh
シミュレーション結果
  • 1年間で…35,230円 安くなる
  • 2年間で…70,460円 安くなる
  • 5年間で…176,150円 安くなる

使用月現在の電気代ループでんき差額
1月25,87022,243-3,627
2月23,01619,765-3,251
3月22,03018,909-3,121
4月18,05515,458-2,597
5月17,03514,573-2,462
6月17,10314,632-2,471
7月22,60819,411-3,197
8月23,89920,532-3,367
9月17,61315,074-2,539
10月17,27314,779-2,494
11月18,19115,576-2,615
12月24,81721,328-3,489

結論

北海道電力エリアの3人暮らしの方は、ループでんきへの切り替えをおすすめします。

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