エルピオでんきは本当におトク?デメリットや料金シミュレーション結果を徹底解説

エネルギー会社で仕事をしている私が「分かりやすく安い」で有名なエルピオでんきについて調べてみました。

しかし、「安い安い」とだけ聞いてもそれだけで切り替えるのは不安です。
この記事では、本当に安いのか?切り替えても大丈夫な会社なのか?デメリットは?など深掘りしていきたいと思います。

エルピオでんきの運営会社は?

会社名:株式会社エルピオ(1965年設立)
事業内容:LPガスの供給および各種ガス機器の販売、電力小売事業
本社所在地:〒272-0832 千葉県市川市曽谷1-30-18

電力会社としては新規参入の部類ですが、同じエネルギー業である、LPガス販売(プロパンガス)で50年以上の歴史があり、会社としての信頼性は高いと言えます。

エルピオでんきの特徴は?

・どの地域でもトップクラスの安さ
・LPガス事業を50年継続している事業基盤
・契約期間自由、解約金はなし
・ポイントによる還元を行っていない

特徴を箇条書きにしてみました、順番に紐解いていきましょう。

特徴1
どの地域でもトップクラスの安さ

ページ下部にシミュレーション例を作っていますが、とにかく割引率がトップクラスに高いです。電力量の段階料金(携帯電話で言う通話料金の部分)の3つ全てが大手の電力会社を下回っています。

新電力の中には、第3段階と呼ばれる使用量が多い人にしか関係がない部分だけを下げ「電気代の大幅な値引き”風”」に見せている会社も多いです。

しかしエルピオでんきは、第1段階で約1円、第2段階で約3円と全体的に使用量単価がグッと抑えられていますので、「使用量が少ないから意味ない」と切り替えを見送った方にはチャンスです。

※上記の差額は 東京電力 従量電灯BとスタンダードプランSとの比較です

特徴2
LPガス事業を50年継続している事業基盤

LPガスは電気とは家族のような業種です。電力自由化よりもずっと前から、価格競争の激しいLPガス業界で50年以上生き残ってきた歴史があります。他社に勝る企業努力があったことと思います。やはり長く使う電気ですから、安さだけでなく、経営の安定性も無視はできません。

特徴3
契約期間自由、解約金はなし

電気・ガス共に契約期間と解約金がありません。「いつ解約してもらっても大丈夫ですよ」という自信の現れとも言っていいでしょう。

他にいい会社を見つけた時もお咎めなしです。

※余談ですが、筆者は【電気契約で解約金あり】なんてあり得ない派です。笑

特徴4
ポイントによる還元を行っていない

安いのには当然理由があります。それはポイント還元がないことです。他社を見ると「Tポイント◯%還元」等のポイント還元が常識になりつつありますが、エルピオでんきはあくまで電気代での還元をポリシーとしています。

「ポイントが多いのはいいが分かりにくい」という方は、差がはっきり分かる会社がいいかもしれません。

エルピオでんきはどれくらい安い?

では、次に具体的なメリットを調べてみます。

エルピオでんき・ガスのセット契約もできますが、差が分かりにくくなるため電気のみでのシミュレーションとさせていただきます。

シミュレーション条件

1.居住地域    東京電力エリア
2.比較対象    東京電力 従量電灯B(一般的なプラン)
3.電気使用量   320kWh(2020年7月の想定)
4.世帯人数    大人2名、子供1名、ペットはいない

シミュレーション結果

使用月現在の料金エルピオでんきの料金料金の差額
7月8,9048,009-895
8月9,8828,834-1,048
9月9,0028,091-911
10月7,8067,069-737
11月8,1447,364-780
12月8,6107,761-849
1月9,3938,421-972
2月9,0028,091-911
3月8,2297,438-791
4月7,1286,480-648
5月7,3826,701-681
6月7,7216,996-725
合計101,20391,255-9,948
※2020年7月の使用量を元に年間使用量を推測しています
※再生可能エネルギー発電促進賦課金、燃料費調整額は含まれません

なんと約1ヶ月分の電気代がなくなっています。

「1年間のうち、1ヶ月は電気を使わなかったことにできる」という言い方のほうがしっくりきますでしょうか。

ただし上記はあくまでモデルケースです。電気代メリットは使用量やアンペア数(30A、40Aなど)によって変動しますので、ご自身の使用量できちんとシミュレーションしていただくことをお勧めします。

エルピオでんきの料金シミュレーションはこちら

エルピオでんきのデメリットは?

さて、ここまでいい話ばかりだったように思いますが当然デメリットとなるポイントもあります。このデメリットまでしっかり確認するのが電力会社選びでは重要です。

デメリット1 【20A以下のプランが無い】

これだけ料金メリットが大きなエルピオでんきですが、アンペア契約が主流のエリアでは20A以下の方向けのプランを提供していません。

どうしてもエルピオでんきを利用したい方はアンペア数を30Aに変更しましょう。変更したい場合は、地域の送配電事業者に連絡をすればすぐに工事してくれます。

例えば東京電力エリアにお住まいの方は、【東京電力パワーグリッド株式会社】への連絡が必要です。

しかし、工事手配の手間がかかる上に、アンペア変更をすると基本料金が高くなるため、20A以下の方は予めプランが用意されている会社を探してみましょう。

※関西電力エリア、中国電力エリア、四国電力エリアはアンペア契約では無いため契約可能です。

デメリット2 【電源構成を開示していない】

※電源構成=発電方法のこと。日本では火力・原子力・水力・太陽光などが主流です

エルピオでんきは電源構成を公表していません。
日本では電源構成の開示は義務化されていませんが、原発や自然エネルギーの利用割合が不透明です。

電源も重視して電力会社・プランを選びたいという方は「再生可能エネルギー100%」などの会社を調べてみてください。

再生可能エネルギーは発電コストが高く、電気代も割高になる傾向がありますが、何気なく使う電気でエコに貢献することができます。

まとめ

エルピオでんきの特徴やデメリットについて記載してきました。
確かに電気代はとても安いことはお分かりいただけたと思いますが、電力会社の選び方は人それぞれです。

しかし、

電力会社が多すぎてどこを選べばいいか迷っている

今の電力会社の料金が高く感じている

一度切り替えた後も、またいい会社を見つけたら乗り換えたい

このように思っている方は、”とりあえずエルピオでんきを選ぶ”ことをお勧めします。

もし、もっといい会社を見つけた場合にもエルピオでんきには「解約金」がありませんので、ペナルティを気にすることなく切り替えるが可能です。

色々考えた・比較した挙句「結局どこにも切り替えていない」という方はすでに損をしている可能性が高いので、まずは安い会社で使っておきながら、ご自身の選び方・基準に合わせてゆっくり探していきましょう。

電力会社はこれからもどんどん出てきて、もっともっと魅力ある業界になっていくはずです。

皆さんの電力会社選びが、生活を”少し”豊かにしてくれるよう祈っています。

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