「毎月の電気代は同じままでHuluチケット1年分がもらえる」で話題の丸紅新電力が提供するプランH。
Huluは月額1,026円の有料動画配信サービスですが、これが契約中は実質無料で利用し続けられます。
本記事を読んでいただければ、
- プランHのメリット・向いている人
- Huluの何がオススメなのか
- プランHのデメリット・注意点
- 申し込み手順とその注意点
上記のポイントについて理解していただけると思います。
私自身の感想や専門的な知識も含めて、網羅的に解説していきたいと思います。
・Huluを含む複数の動画配信サービスを普段から利用
・現在勤める企業で新電力営業チームを5年以上担当
・電力業界の専門知識をベースに、専門性・網羅性に特化して執筆
目次
プランHの概要
プランHは、月額制動画配信サービス「Hulu」の会員チケットが契約期間中ずっと付いてくる電気料金プランです。
メリットや特長、供給元企業、利用方法を順にみていきましょう。
申し込み受付開始は2019年11月21日からと、比較的新しいプランです。
プランHを利用するメリットは下記の4点です。
- 今まで使っていた大手電力会社と料金単価は一緒
- 追加料金等一切なしでHuluチケット1年間分がもらえる
- Huluの月額料金は1,026円のため、年間12,312円もの費用が浮く
- これから新規利用の方はもちろん、既に契約中の方もOK!
とにかく「Hulu」を利用したい方に向けたプランですね。
また、このプランの魅力は電気代が安い1人暮らしの方でも、割増料金などはなく、平等に1年分のチケットが貰えてしまうという点です。
通常、使用量が少ない=メリットが小さくなるものですので諦めていた方にも魅力ある内容です。
電気代はそのまま、でも契約先を変えるだけで、160万ユーザーを超えるHuluも実質無料で見続けられます。
電気供給元の丸紅新電力(まるべにしんでんりょく)は、総合商社の丸紅グループ会社で、法人向けの電力販売を含めると約18年以上の電力販売実績があります。
既存大手電力会社を除けば、日本で2番目に古い電力販売会社と、電力供給に対する信頼性も大いにある会社。
経営の安定性などからしても、特に信頼のおける新電力会社であると言ってもいいでしょう。
現在の電力会社との契約をプランHに”切り替え”することで利用できます。
日本全国、電気の供給契約は原則として「供給地点ごとに」電力会社と利用者の間で締結しています。
また、自宅の電気供給契約を現在の会社から他社に切り替えることを、スイッチングと呼びます。
電力会社のスイッチングは、2016年の電力自由化という制度改革によって可能になりました。
※スマホ会社の乗り換えとよく似ています
参考 電力自由化:電力供給の仕組み資源エネルギー庁(経済産業省)Hulu(フールー)とは?
有料ユーザー数160万人を超える、オンライン動画配信サービスです。
日テレ系テレビ番組や海外ドラマ、女性・子供向けコンテンツの充実さが評価され近年じわじわとユーザー数を伸ばしているようです。
他にも、国内人気アニメの配信や、ドラマの見逃し配信(TV放送直後に配信開始)などを目的に利用する方が多いようです。
- 鬼滅の刃
- 進撃の巨人
- ハリーポッターシリーズ
- おおかみこどもの雨と雪
- アンパンマンチャンネル
- 日テレ系バラエティー番組各種
作品検索はドラマ・アニメなどの種別、出演俳優別、ランキングなどの基準から可能です。
私自身、普段から下記の動画配信サービスを利用しています。
- Amazonプライムビデオ
- dTV
- Hulu
amazonプライムビデオは、amazonアカウントを持っているためついでのような利用、dTVはスマホがドコモなのでこちらもついでのような利用です。
動画配信サービス自体を目的に利用しているのはHuluのみです。
理由は、Huluは月額利用料(1,026円)と満足度のバランスが最もいいと感じているためです。
動画配信サービスの差が生まれやすいのは「オリジナルコンテンツの質」だと考えていますが、Huluは上記3サービスの中で最も良いと感じました。
※ミス・シャーロックが特にお気に入りです(笑)
デメリットや注意点
これまでメリットやいい話ばかりでしたが、注意点ももちろんあります。
- 事前に知っておくべきデメリット
- 電力供給はどこの会社が実施するか
- 停電発生時の対応はどうなるか
上記のような点について知っておくことで、「こんなの知らなかった…」とのちに後悔しなくて済みますので、簡潔に解説していきます。
プランHは1年契約の自動更新となっており、期間中に途中解約をすると違約金が発生します。
電気代の中に組み込まれていたHulu利用料金を、解約時の残契約期間分は負担する必要があります。
計算式:残契約期間(ヵ月)×1,026円=解約違約金
プランHに切り替えた後も、電気供給や設備保安(点検・復旧対応等)は地域の送電会社が担当します。
実質的な供給品質は何ら変わりませんので、使い方を変える必要はなく、停電リスクも今までと同じです。
変わるのは、どこに電気料金を払うか?というお金の流れの部分だけですね。
申し込み手順
最後に、プランHへの申し込み手順と、スムーズに切り替えるための注意点を解説します。
手続きを誤ると2ヵ月も3ヵ月も待つことになるため、焦らずに一通り読んでいただくことを強くオススメします。
公式サイトからの申し込み⇒供給開始までは目安2週間~1ヵ月程度の時間を要します。
検針票(電気料金等のお知らせ)や、現在の契約内容がわかるものを準備します。
用意した情報は、申し込みフォームへ直接入力(または選択)する必要があります。
- 申し込み名義(本人以外の場合は本人の同意が必要)
- 郵便番号以降の住所
- メールアドレス
- 現在の契約会社名
- 電力の供給地点特定番号(数字22ケタ)
- 現契約先のお客さま番号、または契約番号
契約前の重要事項をよく確認の上、下記リンク先の上部にある赤いボタン、【お申込みページ】へアクセスします。
プランHを選択する際「従量電灯B・C」などの種別選択を求められた場合、家庭用の方はBを、業務用の方はCを選択してください。
STEP2で申し込みが完了したら、入力メールアドレス宛に自動返信メールが届きます。ここまでで手続きは終了です。
電気メーターが旧型のアナログ式の場合、デジタル式の「スマートメーター」への交換工事が行われます。
工事は、丸紅新電力ではなく地域の送電会社が行い、費用が発生することはありません。
また、最初からスマートメーターが設置されている場合はSTEP4は省略されますので切り替えまでの所要時間は1週間~2週間ほど短くなります。
※メーター設置場所により稀に立ち合いが必要な場合があります
電力会社の切り替え(スイッチング)は、電気の供給場所ごとに定められている検針日を基準にして行われます。
供給開始後にHuluチケットコードがメールで送られてきます。
申し込み⇒供給開始+Huluチケットコード発行までの流れは上記の通りです。
しかし、中にはスムーズに電力会社切り替えができない「スイッチングエラー」という現象が発生することもあり、一度スイッチングエラーが発生すると、切り替えまでの時間が延長されてしまいます。
スイッチングエラーの主な原因は下記の2つです。
- 契約情報の不整合
- 供給地点特定番号の間違い(桁が違う、数字が違う)
- お客さま番号の間違い(無関係の番号を入力している)
- 住所と供給地点特定番号の不整合
- 供給地点番号に紐づく住所と異なる住所を入力している
- 引っ越し前の供給地点特定番号を入力している
- (集合住宅で)部屋番号や建物番号の入力がない
上記のようなミスを防ぐために注意すべきポイントは2つだけです。
・お客様番号、供給地点番号は正確に入力する
「せっかく申し込んだのに3ヵ月も待たされた」ということにならないよう、申し込み前に手元の情報が最新かよく確認してみてくださいね。